プログラミングスクールの闇が深いと言われる5つの理由

Writing by Naoto

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Google検索で『プログラミングスクール』と入れると、予測で『プログラミングスクール 闇』と出てくるくらい、この業界は闇が深いことが世間にも知れ渡ってきました。

 

僕は過去に個人でプログラミングを教えていた経験もありますし、訳あってプログラミングスクールの事情にも詳しいです。

 

たまにTwitterでプログラミングスクールの闇を暴くようなツイートが生徒さんや関係者から呟かれますが、その内容はぶっちゃけ結構合っています。

ただ、140文字以内という都合上、前提条件が抜けていたり、たまたまそのスクールや講師が悪く、一般論ではないケースもあります。

 

もちろんちゃんと運営しているプログラミングスクールもあります。それを踏まえた上で、この記事ではプログラミングスクールの闇が深いと言われる理由について解説します。

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プログラミングスクールの闇が深いと言われる5つの理由

プログラミングスクールの闇が深いと言われる5つの理由について、実際それは本当なのかも含めて知っている範囲で解説します。

 

闇が深いと言われる理由はここにある5つがほぼ全てと言っても良いと思っています。

講師の質が悪い

プログラミングスクールの講師にはこのような人たちがいます。

  1. 元生徒の中で比較的優秀だった人
  2. ほぼ未経験から採用して数ヶ月程度の研修を経た人
  3. 経験の浅いエンジニア
  4. 現役エンジニア

サイトに現役エンジニアと書いてあれば3か4、それ以外(例えばメンター)であれば1か2の可能性が高いです。また、現役かどうかや経験が豊富かどうかは明確な指標がないので、現役エンジニアと書いてあっても実際のところは判断する方法が無く、このような事情が闇が深いと言われる原因になっています。

 

現役エンジニアの講師が良いのかどうか

もちろん現役エンジニアの方が良いですが、例外もあります。

 

何年も現役でエンジニアをしていると、周りもエンジニアが多いため、平気でエンジニアしか知らないような専門用語を使ったりします。余談ですがマーケターもこの傾向が強い気がしています。

また、『なぜこれが分からないのか?』と初心者の気持ちを理解できないこともあるように思います。周りのエンジニアを見ていて、エンジニアとして優秀な人ほどこのような傾向が強いと感じています。

 

エンジニアとしてのスキルと同じかそれ以上に教えることが向いているか、好きかどうかが講師をやる上では大切です。

 

元生徒や経験が浅い講師が悪いかどうか

プログラミングスクールはターゲットが0から勉強を始める初心者の方なので、数ヶ月勉強した程度の講師でも教えられると言う人もいます。それは半分合っていて半分間違っているように思います。

 

僕も教えていたのでわかるのですが、生徒さんは初歩的な質問しかしてこないし、つまずく箇所は似ています。従ってその対応だけであれば、経験が浅い講師でも出来ます。経験が浅い方が初心者の気持ちに立って教えられるというのも一理あります。

 

ただ、基礎的なことを教えて終わりではなく、今後生徒さんが自分で学習を続けていくためのヒントも提供すべきです。

 

例えば、

  • 保守運用を考慮したコードの書き方
  • 今のトレンドや業界常識
  • 単価や人材価値を上げるための方法

などなど。

コーディングを勉強している人に対して、CSS設計というものがあることやデザインも自分で出来ると効率的な理由や単価を上げたいならSEOに詳しくなっておいた方が良いなども伝えられると、生徒さんはその後の学習が効率的です。(僕は勉強中こういうことが知りたかった!!)

 

こういったことは実際に実務をこなした人しかわからないことが多いです。

 

僕がプログラミングを教えていたのは3年前で、その後教えることは辞めて受託に専念しました。2年間ほぼ受託のみをやってきたので、3年前と今でもは教えられることの『質』はかなり違うと感じています。自身の経験からも経験が浅い講師は、悪いとは言わないまでも物足りないなと感じます。

 

まとめ

数ヶ月勉強した程度の人を講師にしているスクールも多くあります。大手のスクールも普通にこれやってます。それが悪くて、現役エンジニアが講師の方が良いかは一概には言えません。個人的には現役エンジニアが講師をやっているスクールの方が良いと思います。現役エンジニアで教えるのが好きな講師がいればベストです!(かなり少ないと思われます)

転職の紹介先がSIerやSES

転職特化のプログラミングスクールに通っても転職先はSIerやSESばかりという話しも聞くのですが、最近はそんなこともないようです。

 

元大手スクールの幹部レベルの人に聞きましたが、転職先は7割くらいがweb系の事業会社で残りがSIer・SES・受託系の企業らしいです。確かに昔はSIer・SES・受託系の比率が高かったようです。

 

そもそも昔は会社で働きつつスクールに通って転職を目指しましょうみたいな緩めのスタンスのスクールも多くありました。

今は転職特化のスクールは生徒にかなりコミットさせていて、フルで数ヶ月スクールに通える人をメインに受け入れています。今の仕事は辞めてスクールに通うことが前提です。

 

無料のスクールは転職させないとマイナスなので無理やりにでも転職させて、結果転職先での業務はテスターや単純作業で、エンジニアとしてほぼスキルアップが出来ないようなこともあるようです。

 

どんな企業に転職出来るかはスクールの力もありますが、その人がどれだけ頑張るかの方が大事です。3ヶ月前後で実務レベルのスキルはつきませんが、出来るだけスキルアップすることで、自分が望む企業に転職することは可能だと思います。

 

まとめ

今はweb系の事業会社への転職の方が割合は高いかもしれません。(全てのスクールを調べたわけではないので断言はしません)転職の成否はスクールの力もありますが、個人の頑張りの方が大きいです。

受講料が高すぎる

受講料は確かに高いです。

 

最大手のテックキャンプの転職コースは10週間で598,000円(税抜)です。しかも会社を辞めて通う人が多いので、この期間は収入もないと考えると凄い額ですよね。

 

エンジニアに転職出来れば、長い目で見てこの程度の出費は大したことないのですが、それでも短期でこれだけの出費はネックになるポイントで、ぼったくり?闇?と思われてもおかしくないです。

 

ただ、生徒が自習するための教室があったり、講師やキャリアサポートの人件費があったりで、これくらいのお金を取らないと回らないのも頷けます。

 

TechAcademyやCodeCampは教室がなく、オンライン学習とサポートなので、その分料金も安いです。サポートはオフラインでやっているスクールの方が手厚いので一長一短という感じですね。

 

まとめ

値段の高さは闇が深いと思われる原因だと思います。確かに高い。経費がかかるのもわかるので、ぼったくりとは思いませんが、高い。

誇大広告すぎる

広告を見ると簡単に数ヶ月でエンジニアとして転職出来たり、フリーランスで稼げるような訴求をしているスクールもあります。

 

数ヶ月じゃ毎日8時間勉強しても実務レベルは無理です。ただし、実務レベルにならないと転職やフリーランスで稼げないわけではないです。

 

とは言え、そこまでいくのにはたった数ヶ月であっても、大変な努力が必要なのは事実です。そこを隠していかにも『誰でも簡単に』のような訴求をするのは汚いやり方だと思います。

 

基本的に商売なのでプログラミングスクールも良い面や良い例しか見せません。

服屋で似合っていなくても、『いいですね、お似合いです!』と言うのと同じでスクールに限らず商売は皆ポジショントークです。しっかり自分で情報収集する、本当に信用できる人の言うことを聞く、正しいか正しくないかを判断出来るようにする、ことが大切です。

 

まとめ

誇大広告すぎるスクールはやり方が汚いので通わない方が良いです。

教材・カリキュラムの質が悪い

いくつか見たことがありますが、基本的にスクールの教材やカリキュラムは良くて市販の本レベルだと思います。

 

独自の教材をオンラインで学習するスクールが多いので、教材を手直ししたりコンテンツを追加したり出来るのは、本に比べると常に最新にできるので良いです。また、本や学習サービスではチーム開発はできないので、その点もスクールのメリットではあります。

 

高いお金を払っているのに蓋を開けてみたらこのレベルの教材かと思う人もいるかもしれません。しかし、そもそも教材やカリキュラムに価値を感じてスクールに入るべきではないです。

 

良質な教材が欲しいなら本やwebで学習できる月額数千円以下のサービスで十分です。全て合わせても1万円もかかりません。

 

大学の授業も市販の数千円の教科書を使ってますし、そこは価値ではないです。

 

まとめ

教材やカリキュラムは良くて市販の本レベル。ただし、そもそも教材やカリキュラムに価値をおくべきではない。

プログラミングスクールの価値を正しく理解しよう!

プログラミングスクールの価値はスクール側がなんと言おうと、主に下記の3つだと思っています。

  • 挫折率を低く出来る
  • 学習の効率化
  • 転職支援(転職コースの場合)

 

挫折率を低く出来る

  1. 独学
  2. オンラインのスクール
  3. オフラインのスクール

一般的には挫折のしやすさは、この順になると思います。プログラミングでもデザインでも出来るようになれば、楽しいので、いかに挫折せず継続出来るかは大切です。

 

学習の効率化

バグに何時間も悩むような不毛な時間をカット出来るのは効率的です。『いつでも遠慮なく質問できる人』がいることは学習する上で心強いです。

 

転職支援(転職コースの場合)

通ったから必ず転職に成功するわけでもないし、他では持っていないような求人を持っているわけでもないです。ただ、何人も転職のサポートをしているのでノウハウはあります。学習で人材価値を上げて、転職のためのサポートをしてもらえれば、自分で勉強して転職活動をするよりは効率が良いので、スクールの価値と言えると思います。

 

闇が深いと言われていますが、もちろん良いプログラミングスクールもあります。

おすすめのプログラミングスクールについては別記事に書いてあるので、通うか迷っている方は、是非参考にしてみてください。

 

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この記事を書いた人

Naoto

理系院卒→フリーランス(4年目)。インターネットと読書が好き。就職経験なし、野蛮な生き方してきました。サーバーサイド以外は何でもやります。