フリーランスって本当に不安定?3年やって感じたことと対策について
- フリーランス
『フリーランスは不安定』という意見は色んなところで聞きますよね。
僕はそもそも自分で稼ぎたかったし、毎日出社するのとか絶対に嫌だったので、不安定だからどうしよう…なんて悩みはありませんでした。
ただ、やっぱり今会社員の方なんかは特に、安定した給料や保証がなくなると思うと不安に思うのに無理はないかなと感じます。
僕は現在フリーランス3年目です。学生の頃から個人で稼いでたので、それも含めると9年目になります。
今までやってきて、実際不安定なのか?について、結論を言ってしまうと、最初は不安定だけど、健康で働き続けられれば問題ないです。この記事ではそう思う理由や安定して稼ぐためのコツについて書いていきます。
不安定だと言われる理由
まずは世間一般的に不安定と言われる理由と、それは実際どうなのかについてです。
毎月決まった給料が得られるわけではない
フリーランスはやっぱり多かれ少なかれ収入に波がある人の方が多いと思います。僕もクライアントワークを始めたての頃なんかは、かなり波がありました。フリーランスをやっていると、毎月同じ額が必ず口座に振り込まれるということは偉大だなと思います。笑
とは言え不安定さを軽減することは可能で、それについては後半に書きました。
また、やりようによっては会社員の何倍も稼ぐことが出来るので、要は自分次第です。
保障が手薄
会社員と比較したときに、保障に関しては圧倒的に手薄です。
例えば、会社員の場合、会社をやめた際に次の仕事が見つかるまでの保障があったり、ケガや病気などで仕事が出来なくなった時も保障があります。フリーランスにはそういったものがありません。仕事がなくなったら収入も0だし、ケガや病気をしても、知らんがなと言われて終わりです。
また、年金も国民年金だけなので、会社員に比べてかなり少ないです。
なので会社員より稼ぐのは当たり前で、2倍稼いで同じくらいなんて言ったりもします。(実際に計算してないので良くわかりませんが)
とはいえ日本には生活保護があるので、何かあっても死にはしないです。最近はフリーランス専用の保険もあったりするので、そういったものでリスクヘッジするのもいいでしょう。
精神的に不安に陥りやすい
フリーランスは1人で働くから孤独を感じやすいなど、精神面でも不安になりやすいということもよく耳にします。
僕に関していうと1人が好きなので全くないんですが、確かに合わない人もいると思います。仲間意識を持ってチームで動きたい人は不安というか、この働き方は苦痛だと思います。
ただ、一般的に会社員よりフリーランスの方が満足度が高いというデータがあります。
- 就業環境
- 仕事上の人間関係
- 達成感/充実感
- スキル/知識/経験の向上
- プライベートとの両立
- 社会的地位
- 収入
- 多様性に富んだ人脈形成
上記の中で、社会的地位を除く全ての項目において、会社員よりもフリーランスの方が満足しているようです。(フリーランス白書34p参照)
個人的な意見を言うと、フリーランスってストレスフリー最高ですよ。笑
僕は今もベットでスマホを使ってこの記事を書いてますし、ジムでウォーキングしながら仕事も出来ますし、会社員より圧倒的に時間の有効活用は出来て、自分の趣味などに使う時間も抽出しやすいと思います。
フリーランスでも安定的に稼ぐためのコツ
フリーランスは自分でルールを決めることが出来ることも特徴であり、メリットの1つです。
仕事の内容、仕事をする時間、契約形態などなど、自分で決めれるので、不安定にならないような工夫も出来ます。ここでは実際に僕もやっている安定的に稼ぐためのコツを紹介します。リスクヘッジは重要です!!
収入源を分散させる
収入を1つの会社に依存しているような状態だと、そりゃ不安定です。もしその会社が潰れたら終わりですし、エンジニアを雇ったからもうあなたいりませんなんてことも起こり得ます。
クライアントワークの場合は、仕事の受け先を複数持っておくことがリスクヘッジになります。
- 自分のブログから集客
- SNSから集客
- 知り合いや過去のクライアントからの紹介
- 同業からの二次受け
- エージェント
- クラウドソーシング
などが一般的かなと思います。
ブロガーやアフィリエイターも、複数のサイトを持つことや、Googleのアップデートで死なないように、違う業種のサイトを持つなど、どれかが下がっても他でカバーできるようにしておくことが大切です。投資でポートフォリオを組むのと同じですね。
また、仕事も複数持っておくと、より時間は有効に使えます。
クライアントワークだけだと、仕事が少ないときは暇です。かといって詰め込みすぎると、スケジュールに少し変更があると、恐ろしく忙しくなってしまったり、なんてこともあります。(経験談)
例えば、クライアントワークに加え、メディア(アフィリエイト)を運営していれば、余裕があるときは記事を書きまくればいいわけです。こういった自分のペースで出来る仕事も持っておくのはかなりオススメです。
ストック型収入とフロー型収入のバランスを考える
収入の質も大切です。
web制作のようなクライアントワークは、フロー型収入に当たります。仕事が入ったときにショットでお金をもらう形が一般的です。貯金があまりない場合、この方が良いですが、これだと仕事がない期間は0なので収入に波が出ます。月収が5万→30万→20万→0→60万のようなことが平気で起こります。
クライアントとの話し合いで、サブスクリプションにするなどもありだと思います。例えば、HPを作って納品時に30万もらうのではなく、HPを運用してる間は、保守管理も含め毎月1.5万もらうといった感じです。実際この方がLTVが高くなることは結構あります。また、常にクライアントと繋がっていることになるので、紹介などももらいやすかったりもします。
このようにストック型収入も作っていくことで、なるべく収入の波をなくせます。年収300万でも、一気に300万まとめてもらうのと、毎月25万づつもらうのでは感じ方は違うはずです。
ある程度貯金をする
前述した通り、フリーランスは保障が手薄なので、何かあった時のためにある程度貯金はしておいたほうが良いと思います。
また、フリーランスになる際は100万くらいは貯金してからなった方がより安全です。
少し前に老後2000万必要なんて話しで盛り上がっていましたが、フリーランスの場合は5000万くらいあった方がいいんじゃないですかね?
出来ることをどんどん増やす
フリーランスに限らず、今の時代は勉強し続けるのは必須だと思います。
1つの会社に定年まで勤めるような時代は終わり、インターネットを始めとしたテクノロジーのおかげで時代の流れは劇的に速くなりました。その流れに取り残されないためには学び続けるしかないですよね。
一流のエンジニアになることを目指して1つの言語をやりまくるのもいいですし、webデザインをある程度やってからSEOやライティングに手を出すような幅を広げるやり方でも良いと思います。とにかく現状に甘んじず、出来ることを増やしていくのが1番安定に繋がります。
総合的に見たらフリーランスは不安定じゃない
僕は総合的に見たら、フリーランスは不安定ではないと思っています。
今は一般的に、定年後は仕事はしないといった考え方の人が多いと思いますが、そもそも好きなことを仕事にしていれば定年みたいな概念もなくなります。仮に定年後も働くことになれば、今まで自分の力で稼いできたフリーランスの方が圧倒的に有利です。
ホリエモンが何かの本で、長時間労働から長期間労働に変わったと言っていました。(うる覚え)今の20代の人なんかは100歳まで生きる人も多くなると思います。仕事辞めて何十年も何やるんですかね?笑
多分暇だと思うので、死ぬまで緩く働くようなスタイルもありなんじゃないかなと思ったりもします。