エントリーフォーム最適化(EFO)の方法【29のチェック項目あり!】

2019-12-18
Writing by Naoto

webサイトにはお問い合わせや申し込みなどのエントリーフォームを設けることが一般的です。僕はweb制作をやっているので、普段から多くのサイトを見ていますが、エントリーフォームの使い勝手が悪く、おそらく平均よりも多くのユーザーが離脱しているであろう、勿体無いwebサイトも中には存在します。

 

ただの名刺がわりのwebサイトであれば、かっこよければいいかもしれませんが、なんらかのコンバージョンを目的にwebサイトを制作し、運用しているのであればその目的に最適化するべきです。

 

webサイトにはアクセスがあるのに、なかなかコンバージョンしないとお悩みの方!

もしかしたらエントリーフォームが原因かもしれません。この記事ではコンバージョンを最大化させるために必要な、エントリーフォーム最適化(EFO)について解説します。後半ではチェックすべき項目について解説しているので、これからweb制作をしていきたい方はここで説明する内容に気を配ってみてください。現在webサイトを運営している方はエントリーフォームが最適化されているかのチェックしてみてください。

TOPICS

エントリーフォーム最適化(EFO)とは

エントリーフォーム最適化はEFOとも言います。EFOはEntry Form Optimizationの略です。

エントリーフォームを使いやすくして、離脱を防ぎ、お問い合わせや申し込み数を最大化させるための対策です。

 

  • お問い合わせ
  • 申し込み
  • 資料ダウンロード
  • 商品購入
  • 新規登録

ここで言うエントリーフォームは、上記のようなフォーム全般のことを指します。

エントリーフォーム最適化(EFO)をやらないのは勿体無い

エントリーフォーム最適化(EFO)がされていないことが原因でコンバージョン率(CVR)が低いということはかなり勿体無いです。なぜならユーザーは情報収集し、時には他社や他の商品と比較して、やっとエントリーフォームからお問い合わせや申し込みをしようと思っている熱いユーザーだからです。

 

そんな熱いユーザーなら多少使いにくい、わかりにくいエントリーフォームでもコンバージョンするような気もしますが、実際はそんなことはありません。僕自身、エントリーフォームで大量に入力項目があると、『これ全部記入するのめんどいな〜』と思いますし、途中で入力した内容が消えようものなら一瞬でそのサービスやサイトが嫌いになります。笑

 

実際、僕と同じような人は世の中に結構いますし、この記事を読んでくださっているあなたもエントリーフォームで面倒な思いや、イライラしたことが1度くらいはあるのではないでしょうか?

 

基本的にユーザーは書いてある文章をちゃんと読まないし、面倒くさがりだし、想像以上にリテラシーは低いです。だからこそエントリーフォーム最適化(EFO)は必要で効果的なのです。実際にエントリーフォーム最適化(EFO)によってCVRが大幅に改善したなんて例は結構あります。

エントリーフォーム最適化(EFO)のシミュレーション

広告を打って、1ユーザーあたり100円でトップページに集客したとしましょう。

エントリーフォームまでたどり着くまでに大体95%が離脱し、さらにエントリーフォームで70%が離脱したとします。そうすると、1万円のコストをかけて、100人集めてコンバージョンするのは1.5人です。CPA(1件のコンバージョンにかかるコスト)は6666円です。

 

※下記の調査でECサイトのエントリーフォームの離脱率の平均は約70%だそうです。

 

エントリーフォーム最適化(EFO)をすることで、離脱率を60%に改善出来たとしましょう。10%の改善でコンバージョンする人は1.5→2人になります。CPAは5000円です。

 

仮に毎月50人コンバージョンさせようと思うと、かかる予算はこの通りです。

EFO前→33,33万

EFO後→25万

これが毎月続くと、1年で99.96万円の差が出るので、なかなか大きいですよね。

エントリーフォーム最適化(EFO)のポイント

  • ユーザーをイライラさせない
  • 出来る限り簡単で入力しやすく
  • ユーザーを迷わせない
  • 邪魔なものは排除する

これがエントリーフォーム最適化(EFO)をする上で大事なことです。

 

とにかくユーザー目線!!!!

これでわかるかな?面倒じゃないかな?とユーザー目線で考えましょう。

 

サイトやサービスによってどんな対策をすれば良いかは変わってきますが、基本的にユーザー目線で上記のことに気を配ることには変わりはありません。

エントリーフォーム最適化(EFO)チェック項目

ここでは具体的なやるべき対策を紹介します。

全て完璧にやるのはコストや工数的に厳しい場合も多いと思います。wordpressのプラグインを使っていると、制約があり出来ない事もあります。僕も全ての案件でこれを完璧にやっているかというと、全然そんなことはないです。まずはあなたの環境や予算に応じて、出来る事からやってみると良いと思います。

 

当たり前ですがそもそものアクセスが少ない場合、エントリーフォーム最適化(EFO)をしてもインパクトはあまり大きくないです。

 

チェック項目は優先度順に紹介します。

★は5段階で重要度を示しています。★が多いほど個人的に重要、または簡単だからやっておくべき事だと思っています。

入力項目を必要最小限にする(★★★★★)

入力項目が多いとユーザーは面倒だと感じ、離脱します。本当に必要な項目だけにしましょう。ただ、だからといって、本当は聞いておいたほうが良い項目もカットしてしまうと、その後メールなどのやり取りが増え、そこで離脱(返信が来なくなる)する事もあります。

 

B to Bの場合、ユーザーはよく考えてからお問い合わせや申し込みをしているので、多少項目は多くても問題ありません。B to Cの場合は極力少なくしましょう。軽い気持ちでお問い合わせや申し込みをする方も多くいるので、ストレスを感じさせないことが大事です。

例えば電話をするなど特別な場合を除き、名前のふりがなの入力もいりません。確認用のメールアドレス再入力も無くしてしまっても良いです。

エラー文を出す(★★★★★)

どこがどう間違っているかがわかるようにエラー文を出しましょう。たまにエラーで送れないけど、『入力内容に不備があります』などの文章だけでどこが間違っているのかわからないサイトもあります。こういったサイトはユーザーにストレスを与え、離脱の原因になります。

 

文字色を赤にして何が間違っているのかわかるようにしましょう。

 

また、エラーは上の画像のように、各項目の下に表示するようにしましょう。まとめてフォームの1番上や、送信ボタンの上に表示するのはやめましょう。

出来る限り簡単な項目から入力させる(★★★★★)

入力項目の前半に、考えて記入しないといけない項目が入ると、ユーザーは面倒くさくなり離脱します。名前など出来る限り何も考えずに入力できる項目から入力させましょう。

 

簡単な項目から入力すると、途中で面倒な項目が出てきても、『せっかくここまで入力したし面倒だけど入力するか…』といった心理効果も働きます。

郵便番号から住所は自動入力する(★★★★★)

テキストを打ち込まないといけない入力フォームは1番面倒な項目です。なるべく面倒を無くすために、郵便番号から自動で住所が入るようにしましょう。

 

javascriptのプラグインを使えば簡単に実装出来ます。

 

また、郵便番号は出来れば任意項目にしましょう。僕もそうですが、ユーザーによっては郵便番号は覚えてないけど、住所は覚えてる人もいます。必須にするとわざわざ郵便番号をググって調べる事になりストレスがかかります。

必要ない項目は隠す(★★★★★)

参考:https://zero-plus.io/

最初から見せておく必要がない項目は隠しておきましょう。

例えば連絡手段をメールか電話のどちらかを選ばせ、電話を選んだ場合、希望の連絡時間帯を選ばせるとします。この場合、電話を選んだ場合のみ、連絡時間帯の入力フォームが出るような仕様にすると良いです。最初から出しておくと入力項目が多くて面倒な印象を与えてしまいます。

 

だた、これをやりすぎるとうざいので1つのフォームにつき1つか多くても2つにしましょう。また、前半で使うと、この後の項目でもこういった事があるのではないかと勘ぐられるので、使う場合はなるべく後半で使いましょう。

必須、任意マークを入れる(★★★★★)

各項目、必須か任意かわかるようにしましょう。上の画像のようなわかりやすいデザインにすると親切です。項目が多いと離脱されるので、任意項目はなるべく入れない方が良いです。

特にスマホで見やすいデザインにする(★★★★★)

参考:https://zero-plus.io/

スマホは横幅が狭いので、項目名と入力フォームは横並びにしない方が良いです。またiOSでは16px以下にすると、フォーカス時にズームされてしまいます。したがって、最小でも16pxにしましょう。

 

スマホの場合、指でタッチする都合上余白などにも気をつけましょう。ラジオボタンとチェックボックスが押しにくいサイトをたまに見かけます。ラジオボタンとチェックボックスはスマホの時は縦に並べる方が押しやすくて良いでしょう。最悪でも横に2つ並べるくらいにしましょう。

入力例をプレースホルダーで設定する(★★★★★)

プレースホルダーで入力例を入れておきましょう。

左の画像のように、たまに項目名の代わりにプレースホルダーを使っているサイトを見かけますが、プレースホルダーは入力時に消えるのでやめましょう。フローティングラベルにするのはありですが、そこまで工数をかけなくてもいいかなと思ったりもします。

ボタンはわかりやすく(★★★★★)

ボタンは目立つ色で、ボタンとわかるようなデザイン(矢印や影をつけるなど)にしましょう。

キャンセルボタン、リセットボタンは無くしましょう。間違って押して消えた場合、一瞬で嫌われます。

 

ボタンに使う文言は『送信』のような簡単なものより、『無料相談申し込み』や『資料ダウンロード』など具体的だと良いです。『SEND』のように英語にするのは1番最悪です、カッコつけずにわかりやすくしましょう。

注意が必要な場合は注意文を入れる(★★★★★)

注意文や補足があった方が親切な場合は、邪魔にならない範囲で入れましょう。入れすぎてごちゃごちゃしないように注意してください。

ラジオボタンとプルダウンの使い分けに気をつける(★★★★★)

ラジオボタンでもプルダウンでも、まずは出来る限り項目は少なくしましょう。選択肢が少ない場合はラジオボタンにしましょう。ラジオボタンの場合、1回のクリックで済むので(プルダウンは2回)、出来る限りラジオボタンの方が良いです。

入力しなくても良い項目はラジオボタンやチェックボックスにする(★★★★★)

既に述べたように、テキストを打ち込むのが1番面倒なので、出来ることならラジオボタンやチェックボックスで簡単に選択できるようにしましょう。

ハイフンや@で区切らない(★★★★★)

姓と名、電話番号をハイフンで分けたり、メールアドレスの@以降と以前を分けているサイトがたまにありますが、入力フォーム間を移動するのは面倒なので、区切るのはやめましょう。

一時的にページから離れても途中まで入力した内容が消えないようにする(★★★★)

最近はブラウザが勝手にやってくれたりもしますが、一時的にページから離脱して、戻ってきたときに入力した内容を残しておくようにしましょう。

リアルタイムでエラー文を出す(★★★★)

エラー文は全て入力して、送信ボタンを押してから表示するのではなく、リアルタイムで出しましょう。

ステップ化にしない(★★★★)

ステップ1,2,3のようにフォームを分割しないようにしましょう。ユーザーは終わりが見えないことで、どれだけ時間がかかるのか予想できず、入力を躊躇する事があります。もしどうしても入れたい場合は、現在どのステップにいるかわかるようにしたり、何%完了しているかなど終わりが見えるような工夫をしましょう。

確認ページを設けない(★★★★)

送信完了したと早とちりするユーザーがいるのと、確認ページを挟むとユーザーの手間が増えるので、ECサイトなどの購入フォームや特別な理由がある場合以外は 、無くしてしまいましょう。

余計なリンクは消す(★★★★)

エントリーフォームのあるページから離脱させないために、余計なリンクは排除しましょう。ヘッターやフッターなどのリンクも無くしてしまって良いです。

 

因みにLPも余計なリンクは離脱の原因になるので入れない方が良いとされています。

電話番号、郵便番号はハイフンありでも無しでも可にする(★★★★)

ハイフンありで入力してエラーが出ると、ユーザーはウザいなと感じるので、ハイフンありでもなしでも良くしましょう。最悪でも『※ハイフンなしで入力してください』などの注意文を入れておきましょう。

不備がある場合送信ボタンを押せなくする(★★★)

入力が完了していなかったり、不備がある場合は送信ボタンを押せなくしておきましょう。ボタンの文言を『まだ入力が完了していません』などわかるようにしておくとなお良いです。

フォーム入力前に電話番号を記載する(★★★)

急ぎのユーザーやフォームに入力するのが面倒だと思うユーザーのために、電話番号を記載しておきましょう。スマホではタップすると電話がかかるようにしておきます。ただ、電話対応の工数もあるので、そこは状況に応じて判断してください。

ページから離脱する前に警告する(★★★)

送信前にページから離脱しようとした場合、『まだ送信が完了していません。本当にページから離れますか?』のような警告文を表示しましょう。ただ、あまりウザい文章にならないように気をつけましょう。

完了画面を工夫する(★★★)

コンバージョンしたら終わりではなく、そこから契約まで期間が必要なサービスやECサイトなどリピーターになってもらいたい場合、完了画面でそのユーザーにとって有益な情報を表示させるなどの工夫をすると良いでしょう。

 

例えば、セミナーの申し込みであれば、セミナーに来る前に知っておいたほうが良い情報の記事を記載したり、ECサイトであればオススメの商品をいくつか紹介すると良いです。

自動返信メールを工夫する(★★★)

上の『完了画面を工夫する』で説明したように、ユーザーにとって有益な情報を載せましょう。また、ユーザー自身が入力した内容を忘れることもあるので、入力した内容も入れておいた方が親切です。

ふりがなを自動入力にする(★★)

名前が難しい漢字の場合は、逆にウザい機能になってしまいますが、漢字で名前を入れると、自動でふりがなも入力されるとユーザーの手間が省けて良いです。

半角全角は自動変換する(★★)

電話番号を全角で入力した際に、自動で半角に変換するなどの処理も実装できれば良いです。

必須項目の入力フォームの背景を変える(★★)

上の画像のように必須項目の入力フォームの背景を薄い赤などにするとユーザーにはわかりやすく親切です。

入力項目が多い場合は残りの必須項目数を表示する(★★)

止む終えず入力項目が多くなってしまった場合は、残りの入力項目数を表示することで終わりを見せると良いでしょう。

訴求文を入れる(★★)

もし期間や数量が限定であれば、『今だけ〇〇』、『〇〇限定』などのコピーを入れておくとユーザーを後押し出来ます。ただ、胡散臭く見えないようにしましょう。

本気でやるならEFOツールを導入しましょう!!

Googleアナリティクスを導入するのは当たり前ですが、Googleアナリティクスだけでは細かいデータまでは取ることが出来ません。例えば、どの項目まで入力して離脱したかはわかりません。

 

EFOツールを使うと、どこで離脱したかなど細かい数字もわかるので、より効果的な対策が出来ます。ECサイトや大々的に広告を打っているサイトはエントリーフォーム最適化(EFO)によるインパクトも大きいので、EFOツールの導入も検討してみると良いと思います。とはいえ、まずはこの記事で紹介した項目をチェックして、コンバージョンに変化があるか見てみましょう。

 

そもそもエントリーフォームがあるページへのアクセスが少ない場合は、このへんも見直してみると良いです。

 

自分でサイト制作する方は、こちらも是非!

 

何かご質問などあればTwitter(@naoto_k0401)のDMで連絡ください!!